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健康コラム

暖房をつけたら頭痛やふらつき?|高齢者の一酸化炭素中毒と、冬の換気のしかた

朝晩の冷え込みが強くなり、そろそろストーブやファンヒーターを出す季節です。暖かい部屋は心強い一方で、窓を閉め切ったまま暖房を使い続けると、思わぬ体調不良につながることがあります。この記事では、ご高齢の方の暖房まわりで気をつけたい「一酸化炭素」と、換気のしかたをやさしくお伝えします。

ストーブをつけていると頭が痛くなるのは、なぜ?

換気が足りない部屋で石油ストーブやガスファンヒーターを使うと、燃料が不完全燃焼を起こし、一酸化炭素がたまることがあるためです。一酸化炭素は色もにおいもなく、気づかないうちに吸い込んでしまいます。頭痛、吐き気、めまい、ふらつきなどが出ることがあり、風邪や疲れと間違えやすいのが特徴です。

東京都の保健所の案内でも、空気中の濃度が上がると頭痛などが起こり、さらに進むと吐き気やめまいが強くなると紹介されています。「暖房をつけてしばらくすると具合が悪くなる」という場合は、まず部屋の空気を入れ替えてみてください。

ご高齢の方は、なぜ気づきにくいの?

ご高齢の方は、寒さを避けて部屋を閉め切りがちです。また、ひとり暮らしや、ベッドや布団で過ごす時間が長い方は、体調の変化に気づくのが遅れやすくなります。頭痛やだるさを「年のせい」「寒さのせい」と受け止めてしまうこともあります。

さらに、眠っている間に起こると、ご本人が異変を自覚しにくい点にも注意が必要です。そのため、ご本人の感覚だけに頼らず、使い方の決まりごとを先に作っておくことが大切です。

ご自宅でできる、換気と暖房の使い方の工夫

開放型のストーブやファンヒーターを使うときは、1時間に1回は5分ほど窓を開けて空気を入れ替えるのが目安とされています。換気用の小窓や給気口、排気口をふさがないようにしましょう。部屋の対角線上に2か所、空気の出入り口をつくると、空気が通りやすくなります。

就寝中や、外出するときは、燃焼式の暖房器具を使い続けないようにします。寒い夜は、電気毛布や湯たんぽを使う方法もありますが、低温やけどには注意が必要です。低温やけどについてはこちらの記事、冬の室温と暖房の使い方の目安はこちらの記事もあわせてご覧ください。

取扱説明書を一度読み直し、古い器具は点検してもらうと安心です。東京都の保健所のページにも、暖房中の換気のポイントがまとまっています。東京都「一酸化炭素中毒に注意しましょう」

具合が悪くなったときは、どう動けばよいですか?

頭痛やふらつき、吐き気が出たら、まず火を消して窓や戸を大きく開け、新鮮な空気のある場所に移ってください。ご本人が呼びかけに反応しにくい、意識がぼんやりしている、といった場合は、迷わず救急車を呼びましょう。

症状が軽くなっても、様子を見すぎずに、かかりつけの医師や医療機関に相談することをおすすめします。持病のある方は自己判断せずかかりつけの医師にご相談ください。

こんなときは、早めにご相談ください

「暖房をつけるとなんとなく具合が悪い」「親の部屋の暖房が心配」といった小さな不安でも、どうぞお気軽にご相談ください。季喜ホームクリニックは、横浜市港北区大豆戸町を拠点に、24時間365日、ご自宅への訪問診療に対応しています(TEL 050-1809-9929)。

くわしくは、訪問診療の流れ、診療内容、よくある質問をご覧ください。ご相談はお問い合わせフォームからも受け付けています。

暖かく、そして空気のきれいな部屋で、この冬も安心してお過ごしください。

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