年末年始が近づくと、「お正月のあいだに薬がなくなったらどうしよう」とご心配になるご家族は少なくありません。
毎日飲むお薬が切れてしまうと、血圧や持病の状態が不安定になることがあります。
この記事では、ご高齢の方とご家族が、年末年始に向けてご自宅でできる薬の備えをやさしくまとめました。
年末年始に、薬が足りなくなりやすいのはなぜ?
結論からいうと、病院や薬局がお休みになる日が続き、「ちょうど切れる前に受け取れなかった」ということが起こりやすいためです。
ふだんは月に一度の受診でも、年末は予定がずれたり、混み合ったりして、薬の残りの確認が後回しになりがちです。
また、帰省や外出で飲む時間が乱れ、飲み忘れや飲みすぎが増えることもあります。
お薬の残りは、いつ・どう確認すればよい?
11月の終わりから12月の初めごろに、一度すべてのお薬の残りを数えておくと安心です。
目安として、休みに入る前に1〜2週間分の余裕があるかを見てみましょう。足りないときは、早めにかかりつけの医師や薬剤師に相談してください。
休みの日数に合わせて、あらかじめ多めにお出しできる場合もありますが、お薬の種類やお体の状態によって異なります。
お薬の種類が多いときは、袋ごとに「あと何日分」と付せんに書いておくと、ご家族も見てすぐ分かります。
お薬の保管や飲み忘れ対策は、夏のお薬の管理の記事でも紹介しています。
飲み忘れや飲み間違いを減らす工夫は?
一日分ずつ分けられるお薬カレンダーやお薬ケースを使うと、飲んだかどうかが目で見て分かります。
テレビを見る時間や食事の時間など、毎日決まった行動とセットにするのもおすすめです。
お薬手帳は、紙でも電子版でも、旅行や帰省のときに持っていくと役立ちます。薬局の上手な使い方については、厚生労働省の「薬局活用術」も参考になります。
飲み忘れに気づいたとき、次にまとめて飲むのは避けたほうがよいお薬もあります。
お薬ごとに対応が違いますので、迷ったときは自己判断せず、薬剤師や医師にご確認ください。持病のある方は自己判断せずかかりつけの医師にご相談ください。
休みの間に、体調が変わったときの備えは?
年末年始のあいだも、急に熱が出たり、食事がとれなくなったりすることがあります。
そのときに慌てないよう、かかりつけの連絡先、お薬手帳、保険証、飲んでいるお薬の一覧を、一か所にまとめておきましょう。
普段と違う様子が続くときは、休み明けまで待たずにご相談いただくほうが安心です。
ご家族の見守りのコツは、年末年始の帰省で見ておきたい体調のサインの記事もご覧ください。
こんなときは、早めにご相談ください
お薬が残り少ない、飲み方が分からなくなった、通院が難しくなってきた。そんなときは、ご自宅で診察を受けられる訪問診療をご検討ください。
季喜ホームクリニックは、横浜市港北区を中心に、24時間365日対応の訪問診療を行っています。
くわしくは、訪問診療の流れ、診療内容、よくある質問をご覧ください。ご相談はお問い合わせフォームか、お電話(050-1809-9929)で承ります。
小さな備えが、ご本人とご家族の安心につながります。どうぞ無理のない範囲で、ひとつずつ整えていきましょう。
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