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健康コラム

暖房の季節、朝起きると口の中がカラカラなのはなぜ?|高齢者の冬の口の乾きと、ご自宅でできる工夫

暖房をつけて過ごす季節になると、「朝起きたら口の中がカラカラ」「唇が切れる」「話しているとのどが張りつく」といったお悩みをよく伺います。ご本人は「年のせいかな」と我慢されがちですが、冬の口の乾きには理由があり、ご自宅での工夫で和らぐことも少なくありません。この記事では、ご高齢の方とご家族に向けて、やさしくお伝えします。

冬、朝起きると口の中がカラカラになるのは、なぜ?

主な理由は、空気の乾燥と、寝ている間に口が開きやすいこと、そして年齢とともに唾液が減りやすいことが重なるためと考えられています。暖房で室内の湿度が下がると、口の中の水分も奪われやすくなります。

唾液は眠っている間にもともと少なくなります。そこへ、鼻が詰まって口で息をしたり、いびきをかいたりすると、さらに乾きが強くなります。また、水分をとる量が冬は減りがちなことも、口の乾きにつながります。

口の乾きを放っておくと、どんなことが困るの?

唾液には、口の中を洗い流す、食べ物を飲み込みやすくする、細菌が増えるのをおさえる、といった大切な働きがあります。乾いた状態が続くと、食べ物が飲み込みにくくなったり、むせやすくなったり、口の中が汚れやすくなったりすることがあります。

口の中の細菌が増えると、食べ物や唾液が気管に入ったときに肺炎を起こす「誤嚥性肺炎」のきっかけになることもあります。夏の口の乾きについてはこちらの記事、冬のせきやたんについてはこちらの記事もあわせてご覧ください。

ご自宅でできる、やさしい工夫

まずは室内の湿度を整えることです。一般に、湿度は40〜60%くらいが過ごしやすい目安といわれます。加湿器のほか、濡れタオルを室内に干すだけでも助けになります。ただし、加湿器はこまめな掃除が必要です。

次に、少しずつこまめに水分をとることです。のどが渇く前に、お茶や白湯をひとくちずつ飲む習慣をつけましょう。食事のときによくかむことも、唾液を出すきっかけになります。

寝る前と起きたときに、うがいをしたり、やわらかい歯ブラシで口の中をそっときれいにしたりするのも大切です。唇や口の中の保湿剤が市販されていますので、使い方はご相談ください。入れ歯をお使いの方は、夜間は外して洗浄し、きれいに保ちましょう。

お薬との関係や、ほかの病気が気になるとき

血圧のお薬、眠りのお薬、アレルギーのお薬など、一部のお薬には口が渇きやすくなる作用があるものがあります。また、糖尿病などの持病が関係していることもあります。ただし、自己判断でお薬をやめたり減らしたりするのは危険です。持病のある方は自己判断せずかかりつけの医師にご相談ください。

お薬の整理や飲み方の見直しは、訪問診療でも大切にしている部分です。ご自宅での様子をふまえて、無理のない形を一緒に考えます。

こんなときは、早めにご相談ください

次のような様子があれば、早めのご相談をおすすめします。口の乾きで食事がとりにくい、口の中に白いものや痛みがある、むせが増えた、熱や元気のなさがある、などです。通院が難しい場合は、ご自宅での診察という方法もあります。

季喜ホームクリニックは、横浜市港北区を中心に、24時間365日対応の訪問診療を行っています。訪問診療の流れ、診療内容、よくある質問をご覧のうえ、お問い合わせフォーム、またはお電話(050-1809-9929)からお気軽にご相談ください。

小さな変化に気づき、早めに相談することが、安心して過ごせる冬につながります。

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