日が短くなり、朝晩の冷え込みが増えてくると、「最近、口数が減った」「好きだったことをしなくなった」「ぼんやりしている時間が増えた」といった変化に気づくことがあります。
年齢のせいと思われがちですが、冬は気持ちや体の調子が揺れやすい季節でもあります。
この記事では、ご家族が気づきやすいサインと、ご自宅でできる工夫をご紹介します。
冬になると元気がなくなるのは、なぜ?
冬は日照時間が短く、寒さで外出や活動が減るため、体のリズムや気持ちが影響を受けやすいと考えられています。
ご高齢の方は、眠りや食事、人との交流の変化が、いつもの様子に表れやすいことがあります。
朝の光を浴びる時間が減ると、眠る時間帯がずれたり、日中にぼんやりしたりすることがあります。
寒い日が続いて外に出なくなると、体を動かす機会や人と話す機会も減り、さらに気持ちが沈みやすくなる、という悪循環が起こることもあります。
ご家族が気づきたい、いつもと違うサイン
次のような様子が続くときは、気持ちの疲れが関係しているかもしれません。
笑顔が少なくなった、好きだったテレビや趣味に関心を示さない、食欲が落ちた、夜に眠れない、朝早く目が覚める、「だるい」「体が重い」と繰り返す、といった変化です。
気持ちの落ち込みは、「頭が痛い」「体がだるい」といった体の不調として表れることもあります。
一方で、ぼんやりして見える原因が、脱水や感染症、お薬の影響、ほかの病気にあることもあります。
「気持ちの問題」と決めつけず、全体の様子を見ることが大切です。冬の睡眠についてはこちらの記事、食欲についてはこちらの記事もあわせてご覧ください。
ご自宅でできる、無理のない工夫
朝にカーテンを開けて、明るい光を取り入れることから始めてみましょう。日中は、窓辺や日当たりのよい場所で過ごすだけでもかまいません。
暖かい時間帯に、玄関先まで出て外の空気を吸うのもよい方法です。朝の光を浴びることは、体のリズムを整える助けになると考えられています。
寒い日や足元が滑りやすい日は、無理をしないようにしてください。
食事や起きる時間、寝る時間をなるべく一定にすると、生活のリズムが整いやすくなります。
電話でのおしゃべりや、一緒にお茶を飲む時間など、人と話す機会も大切です。
「がんばって」と励ますより、「つらいね」と気持ちに耳を傾けるほうが、安心につながることがあります。
こんなときは、早めにご相談ください
元気のない様子が2週間ほど続くとき、食事や水分がとれないとき、眠れない日が続くとき、「いなくなりたい」などの言葉が聞かれたときは、ためらわずにご相談ください。
ご本人が「大丈夫」と言っていても、ご家族が気になる様子があれば、それだけで相談の理由になります。
持病のある方は自己判断せずかかりつけの医師にご相談ください。
公的機関の情報として、厚生労働省の「体の不調はうつ病でも現れます」のページも参考になります。
季喜ホームクリニックは、横浜市港北区を中心に、24時間365日対応の訪問診療を行っています。通院が難しい方も、ご自宅で相談いただけます。
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寒い季節も、ご本人とご家族が安心して過ごせるよう、私たちがそばで支えます。
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