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健康コラム

寒くなると息切れやむくみが出るのはなぜ?|高齢者の心臓の負担と、ご自宅でできる見守り

空気が冷たくなってくると、「最近、階段で息が切れる」「夕方になると足がむくむ」と感じるご高齢の方が増えます。年のせいと思って様子を見ているうちに、心臓に負担がかかっていることもあります。今回は、寒い季節に息切れやむくみが出やすい理由と、ご家族がご自宅で気をつけたいことをお伝えします。

寒くなると息切れやむくみが出るのは、なぜ?

寒さで血管が縮んで血圧が上がりやすくなり、心臓がいつもより強い力で血液を送り出す必要があるためです。その負担が続くと、心臓のポンプの働きが追いつかず、息切れやむくみとして表れることがあります。冬は心臓の不調が目立ちやすい季節といわれています。血圧の変化については寒くなると血圧が上がるのはなぜ?の記事もご覧ください。

また、寒いと外出や動くことが減り、体力が落ちたり、のどの渇きを感じにくくなったりすることも重なります。こうした冬ならではの変化が少しずつ積み重なって、体調に影響することがあります。

見逃したくない、息切れ・むくみのサイン

代表的なサインは、坂道や階段での息切れ、疲れやすさ、足やすねのむくみ、急な体重の増加です。国立循環器病研究センターでは、1週間で2〜3kgほどの体重増加が例として紹介されています(国立循環器病研究センター「心不全」)。夜、横になると息苦しく、枕を高くしたくなるときも注意が必要です。ただし、これらは他の原因でも起こるため、症状だけで原因を決めることはできません。ゆっくり進むとご本人は慣れてしまうので、「前より歩く距離が減った」といったご家族の気づきが大切です。

足のむくみが片方だけに出ているときは、別の原因が隠れていることもあります。足のむくみが片方だけ・急に出たときの記事も参考にしてください。むくみが気になる日は、足を少し高くして休むと楽になる方もいますが、続くようなら無理をせず相談しましょう。

ご自宅でできる見守りの工夫

毎朝、トイレを済ませたあとに体重をはかり、手帳に書いておくと変化に気づきやすくなります。塩分のとりすぎに気をつけ、水分や食事について指示のある方は主治医の指示を守りましょう。居間と廊下、トイレ、脱衣所の温度差を小さくすることも、心臓の負担を減らす助けになります。入浴時の注意はヒートショックの記事で紹介しています。お薬は調子がよくても、自己判断でやめないようにしましょう。飲み忘れが多いときは、日付入りのお薬カレンダーや、ご家族による声かけが助けになります。

こんなときは、早めにご相談ください

息切れやむくみが続く、数日で体重が増えた、横になると苦しいといった様子があれば、日付とともにメモして早めにご相談ください。急に息が苦しくなったときや、胸の痛みが強いときは、ためらわず救急要請をご検討ください。持病のある方は自己判断せずかかりつけの医師にご相談ください。季喜ホームクリニックでは24時間365日、ご自宅への訪問診療で体調の変化に対応しております。訪問診療の流れ、診療内容、よくある質問もご覧のうえ、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

寒さが厳しくなる前に、ご家族でできる小さな見守りから始めてみませんか。

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