「母の左足だけがむくんでいる」「右の足だけ太く見える」。ご家族から、そんなご相談をいただくことがあります。両足がむくむ場合とは違い、片足だけのむくみは、左右で原因が違うのでは、と心配になりますよね。この記事では、片足だけむくむ理由と、左右の違いについての考え方、受診の目安をやさしくお伝えします。片足のむくみは、ご本人が気づきにくいこともあるため、ご家族の「いつもと違う」という気づきがとても大切です。
片足だけむくむのは、左右で原因が違うの?
左右のどちらかだけで、原因が決まるわけではありません。ただ、片足だけに急にむくみが出たときは、足の静脈に血のかたまり(血栓)ができている可能性もあるため、左右にかかわらず注意が必要です。ふくらはぎの太さや、足の色の変化がサインになることもあります。見た目だけで原因を見分けるのは難しいので、早めの受診をおすすめします。「左だから心配」「右だから大丈夫」と決めつけず、むくみ方の変化に目を向けましょう。
片足だけむくむとき、考えられること
寝たきりの時間が長い方や、長く座ったままの方は、足の血のめぐりが滞りやすくなります。血栓のほかに、皮ふの感染症(蜂窩織炎)、転倒やけがのあとの腫れ、リンパの流れの滞りなどが考えられます。麻痺のある側の足がむくみやすい方もいます。一方、心臓や腎臓、薬の影響によるむくみは、両足に出ることが多いといわれています。くわしくは足のむくみが片方だけ・急に出たときの記事もご覧ください。
様子を見てよいとき、急いだほうがよいとき
痛み、赤み、熱っぽさをともなう、ふくらはぎを押すと痛い、むくみが数日で急に強くなった、息苦しさや胸の痛みがある、といったときは、急いで受診してください。これらは、血栓が肺に移動して起こる状態のサインの場合もあります。息苦しさや胸の痛みがあるときは、迷わず救急要請を考えましょう。長くゆっくり続く軽いむくみは、夏のむくみのケアの記事も参考になります。ご家族が見ていて「いつもと違う」と感じたときも、遠慮なくご相談ください。持病のある方は自己判断せずかかりつけの医師にご相談ください。
ご家族が、毎日見ておきたいポイント
朝と夕方に、左右の足の太さや色、触ったときの温かさを見比べてみましょう。靴下の跡や、すねを指で押したときのへこみ方も目安になります。医師から指示がある場合は、その内容を守りながら、足を少し高くして休むのもひとつの工夫です。気づいた日付を書き留めておくと、受診のときに役立ちます。むくんだ足を無理にもんだりマッサージしたりするのは避け、まずはご相談ください。こうした記録は、診察のときに状況を正確に伝える助けになります。
こんなときは、早めにご相談ください
ご高齢の方は、痛みをうまく伝えられないこともあります。通院が難しい方や、ご家族だけでは判断に迷うときは、ご自宅での診療も選べます。季喜ホームクリニックは、横浜市港北区で24時間365日対応しています。訪問診療の流れや診療内容、よくある質問をご覧のうえ、お問い合わせフォーム、またはお電話(050-1809-9929)からお気軽にどうぞ。
小さな変化に気づいたときが、相談のタイミングです。ご家族の不安に、いつでも寄り添います。
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