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健康コラム

高齢者の夜間頻尿(夜のトイレ)|ご自宅でできる工夫と受診の目安

「夜中に何度もトイレに起きてしまう」「そのたびに目が覚めて、ぐっすり眠れない」――そんなお悩みはありませんか。夜、眠っている間に排尿のために起きることを「夜間頻尿(やかんひんにょう)」といい、年齢を重ねると多くの方が経験されます。とくに暑さの残るこの時期は、水分のとり方や汗のかき方の変化から、夜のトイレが増えやすくなります。今回は、ご高齢の方とご家族に向けて、夜間頻尿の背景と、ご自宅でできる工夫をやさしくご紹介します。

夜間頻尿とは?

夜、眠っている間に排尿のために1回以上起きることを夜間頻尿と呼びます。年齢を重ねると、夜間につくられる尿の量が増えたり、膀胱にためられる量が少なくなったりすることが知られています。また、眠りが浅くなり、尿意で目が覚めやすくなることも一因といわれます。誰にでも起こりうる自然な変化ですが、回数が多いと睡眠不足や日中のだるさ、そして夜間の転倒のリスクにつながることがあります。

夏の終わりに増えやすい理由

暑い時期は脱水を防ぐために水分を多めにとることが大切ですが、夕方から夜にかけてたくさん飲むと、その分、夜間の尿量が増えることがあります。日中に汗で失われた水分が、夜、横になってから尿として出やすくなることもあります。さらに、冷房で足もとが冷えたり、日中の活動量が減って足にむくみがたまると、就寝時に尿がつくられやすくなる場合もあるといわれます。

ご自宅でできる工夫

水分は日中にこまめにとり、就寝の2〜3時間前からは少し控えめにするのがひとつの目安です。ただし、脱水を防ぐことが最優先ですので、のどの渇きを感じたら我慢はなさらないでください。夕方に足を高くして休む、日中に軽く体を動かす、塩分を控えめにするといった工夫は、足のむくみをやわらげ、夜間の尿量を減らす助けになることがあります。カフェインやアルコールには利尿作用があるため、夜は控えめにするとよいでしょう。

夜のトイレの転倒を防ぐために

夜間頻尿でとくに気をつけたいのが、暗い中でトイレに向かうときの転倒です。寝室からトイレまでの通り道に物を置かない、足もとを照らす小さな明かり(フットライト)を用意する、手すりを活用するなど、動線を整えておくと安心です。あわてず、ゆっくり起き上がることも大切です。必要に応じて、夜間はポータブルトイレを使う方法もあります。夜の眠りと安全については、厚生労働省 e-ヘルスネット「高齢者の睡眠」もあわせて参考になります。

こんなときは、早めにご相談ください

夜間のトイレが急に増えた、排尿のときに痛みがある、足のむくみが強い、眠れない日が続く――こうしたときは、背景に治療が必要な状態が隠れていることもあります。持病のある方は自己判断せず、かかりつけの医師にご相談ください。季喜ホームクリニックでは、横浜市港北区を中心に24時間365日の訪問診療で、ご自宅での療養を支えています。夜間頻尿や睡眠、日々の暮らしのお困りごとも、どうぞお気軽にご相談ください。

はじめての方は訪問診療の流れよくある質問もご覧いただけます。ご相談・お申し込みはお問い合わせフォームから承っております。

夏の疲れが出やすい時期です。よく眠り、健やかな毎日をお過ごしください。

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