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健康コラム

高齢者の夏の「足のむくみ」|ご自宅でできるケアと受診の目安

暑い日が続くこの時期、「夕方になると足がパンパンになる」「靴下のあとがなかなか消えない」といったお声をよく伺います。足のむくみ(浮腫)は、年齢を重ねると誰にでも起こりやすくなる身近な変化です。多くはちょっとした生活の工夫でやわらげることができますが、ときにはからだからの大切なサインであることもあります。今回は、ご自宅でできるむくみのケアと、気をつけたいポイントをやさしくご紹介します。

夏に足がむくみやすくなるのはなぜ?

暑さで血管がひろがって水分が血管の外へしみ出しやすくなること、汗で失われた水分を補ううちに体の巡りが滞りやすくなること、そして暑さで動く機会が減り、足の筋肉のポンプの働きが弱まることなどが重なります。長い時間すわったまま、あるいは横になったままの姿勢が続くと、重力の影響で足首やふくらはぎに水分がたまりやすくなります。ご高齢の方は、もともと血管や筋肉のはたらきがゆるやかになっているため、こうした影響を受けやすいといわれています。

ご自宅でできる、むくみをやわらげる工夫

横になるときに、足の下へクッションや座布団を入れて、心臓より少し高くすると、たまった水分が戻りやすくなります。日中はできる範囲で、足首をまわしたり、かかとの上げ下げをしたりと、軽く足を動かしてみましょう。ふくらはぎをやさしくなでるようにマッサージするのもよいでしょう。締めつけの強い靴下は避け、ゆったりしたものを選ぶと安心です。冷房で足元が冷えすぎるときは、薄手のひざ掛けであたためるのもおすすめです。

クッションの上に両足をのせて足を高くして休んでいるイラスト。

水分と塩分の、じょうずなとり方

むくむからと水分を控えるのは逆効果になりやすく、夏場はかえって脱水の心配もあります。のどが渇く前に、少しずつこまめに水分をとることが大切です。一方で、塩分のとりすぎはむくみにつながりやすいため、汁物や漬物、加工食品はほどほどにし、味つけはやさしめを心がけましょう。なお、持病で水分や塩分の制限がある方は、自己判断せず、かかりつけの医師にご相談ください。

コップの水とレモン、塩の容器。水分と塩分のとり方をあらわしたイラスト。

見逃したくない、むくみのサイン

片方の足だけが急に赤く腫れて痛む、息切れや動悸をともなう、急に体重が増える、押したくぼみがなかなか戻らない——こうしたむくみは、心臓や腎臓、血管の病気が隠れていることがあります。数日たっても引かない、だんだんひどくなる、といった場合も、そのままにせず、早めに相談することが安心につながります。

むくみで気をつけたいサインをまとめたチェックリストのイラスト。

こんなときは、早めにご相談ください

「いつものむくみと、なんだか違う気がする」「ご本人が心配そうにしている」——そんなときは、どうぞお気軽にご連絡ください。季喜ホームクリニックでは、横浜市港北区を中心に24時間365日体制で訪問診療を行い、ご自宅でからだの変化をていねいに診させていただきます。はじめての方は訪問診療の流れ診療内容をご覧ください。ご不明な点はよくある質問お問い合わせフォームからお寄せいただけます。

暑さの続く季節、足元の小さな変化に気づくことが、健やかな毎日につながります。ご家族もどうぞご無理なさらず、気になることは私たちにお声がけくださいね。

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