熱帯夜が続くと、「夜中に何度も目が覚める」「朝までぐっすり眠れない」という方が増えます。とくにご高齢の方やご自宅で療養されている方は、睡眠が足りないと日中の元気や食欲にも影響し、夏の疲れがたまりやすくなります。季喜ホームクリニックから、ご家庭でできる夏の睡眠の工夫をお伝えします。

夏に眠りが浅くなるのはなぜ
年齢を重ねると、もともと眠りが浅くなりやすいものですが、夏はそこに暑さが加わります。夜になっても気温や湿度が下がりにくいと、体は体温をうまく下げられず、寝つきが悪くなったり途中で目が覚めたりします。汗による水分不足や、寝室のこもった熱気も、眠りをさまたげる原因になります。
ご自宅でできる睡眠の工夫
エアコンは「もったいない」と我慢せず、夜通しつけておくのがおすすめです。室温はおおよそ26〜28度を目安に、除湿も上手に使いましょう。扇風機は体に直接当て続けず、部屋の空気を動かすように使うと快適です。
寝具や寝間着は、通気性がよく汗を吸いやすいものを選びましょう。ひんやりした素材の敷きパッドなども役立ちます。寝る前にぬるめのお風呂やシャワーで汗を流すと、寝つきがよくなることがあります。
朝は決まった時間に起きてカーテンを開け、日の光を浴びると、体内時計が整い夜の眠りにつながります。昼寝をする場合は、15〜30分ほどの短い時間にとどめると、夜の睡眠をさまたげにくくなります。
夜間の水分と安全に気をつけて
夜のトイレが心配で水分を控える方もいますが、寝ている間も汗をかくため、就寝前と起床時にコップ1杯程度の水分をとることが大切です。夜間にトイレへ立つときは、転倒を防ぐため足元灯をつけ、通り道に物を置かないようにしましょう。睡眠と生活習慣については、厚生労働省 e-ヘルスネットも参考になります。睡眠薬や利尿剤などを使用されている方、持病のある方は、自己判断で調整せず、かかりつけの医師にご相談ください。
こんなときは、早めにご相談ください
眠れない日が続いて日中もつらそう、急に昼夜が逆転してきた、息苦しさやいびきで目が覚める、といったときは、体の不調が隠れていることもあります。ご本人だけでなく、ご家族が「いつもと様子が違う」と感じたら、早めに相談することが大切です。
季喜ホームクリニックでは、通院が難しい方のご自宅にお伺いする訪問診療で、睡眠や日々の体調のご相談にも対応しています(診療内容はこちら)。在宅で療養されている患者様からの緊急のご連絡には、24時間365日対応しております。気になることがあれば、お問い合わせフォームやお電話で遠慮なくご相談ください。
暑い夏の夜も、ご本人もご家族もよく眠って元気に過ごせるよう、私たちがお手伝いいたします。
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