暑い季節は、脱水や寝不足、冷房による体の冷えなどが重なり、ご高齢の方は思わぬところで足元がふらつきやすくなります。転倒は骨折や寝たきりのきっかけになることもあり、夏こそ「転ばない暮らし」を意識したい時期です。今回は、ご自宅でできる転倒予防の工夫をご紹介します。
夏に転倒が増えやすいのはなぜ?
暑さで汗をかくと体の水分が失われ、血圧が下がってめまいやふらつきが起こりやすくなります。寝苦しさによる睡眠不足や、夜間にトイレへ起きる回数が増えることも、足元が不安定になる一因です。また、冷房で体が冷えて筋肉がこわばると、とっさの動きに体がついていかず、つまずきやすくなります。

ご自宅で見直したい「転びやすい場所」
転倒は、ちょっとした段差や身近な場所で起こります。敷居やカーペットのめくれ、床に置いたコード類、滑りやすい浴室やトイレ、照明の暗い廊下などは注意が必要です。特に、夜間に寝室からトイレへ向かう動線は、暗さと眠気が重なって危険が増します。一度、ご本人の目線でお部屋を見回してみましょう。
今日からできる転倒予防の工夫
まずは足元を整えることが大切です。床の物を片づけ、電気コードは壁ぎわにまとめ、滑り止めマットや手すりを活用しましょう。夜間は足元を照らす小さな明かりがあると安心です。かかとのある滑りにくい履物を選び、こまめな水分補給で脱水を防ぎます。無理のない範囲で体を動かし、足腰の筋力を保つことも、転倒予防につながります。

お薬や体の変化にも気を配って
睡眠薬や血圧のお薬などの影響で、ふらつきが出ることもあります。食欲が落ちて栄養が不足すると、筋力が低下して転びやすくなることもあります。気になる変化があっても、持病のある方は自己判断せず、かかりつけの医師にご相談ください。お薬の見直しや体調の確認によって、防げる転倒もあります。消費者庁も、生活環境を見直して転倒の原因を減らすことを呼びかけています(消費者庁「高齢者の事故を防ぐために」)。
こんなときは、早めにご相談ください
転んでしまった、立ち上がりにくい、以前よりふらつくことが増えた——そんなときは、早めにご相談ください。季喜ホームクリニックでは、横浜市港北区を中心に24時間365日の体制で訪問診療を行い、ご自宅での療養を支えています。通院がむずかしい方も、医師や看護師がご自宅にうかがい、体調や暮らしの様子に合わせてサポートいたします。
はじめての方は訪問診療の流れや診療内容のページもご覧ください。ご不明な点は、お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
暑さの続く季節も、ちょっとした工夫で転倒は防げます。ご自宅で安心して過ごせる毎日を、私たちがお手伝いいたします。
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